diary

オチのない話を書いていく

20/10/24 カメラの話

 今日は普通に備忘録的な話をする。何度もインターネットに漂う知識に助けられたので、僕もネットの海に経験を放流したいと思う。

 

 僕の使用しているカメラは、1957年製のリコー社製カメラ、「リコーフレックス ダイヤL」だ。

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*机の上が散らかっているのはご愛嬌

 

 このカメラには光電池を使った露出計が組み込まれている。6x6cmというフィルムの大きさゆえの高画質と相まって、風景を撮ることを得意としている。

 

 先日、このカメラを使っている時に、フィルム巻き取りノブががたついていることに気がついた。軸のネジが緩んでいるのだろうと思い、ネジを探してみるも、どこにも見当たらない。オーバーホール(趣味)用の機を分解してみても、どこにもネジがなかった。

 ふとノブを見ると、中心のフィルムロック解除ボタン(そう呼んでいるだけで正式名称は知らない)に2つ穴が空いていることに気がついた。しかも、意味ありげに前の持ち主が傷をつけている。f:id:kisaragi_fiber:20201024220329j:image

*回したと物語る傷

 

 時計分解用のピンを2本用意し、オーバーホール用の機で当該部分を分解しようとするが、固くて全く動かない。なんせ60年物のカメラであるから、どこかしら固着していても不思議ではない。伝家の宝刀5-56をたっぷり吹きかけ、油を染み渡らせてみるも、効果はなかった。しかし、謎の計算尺(?)は回るようになった。

 

 調べてみると、カニ目レンチなる道具があれば簡単に分解できるらしい。時計の電池交換などに使用するもので、2つのピンが並び、その間隔を精密に調整出来る。特殊なレンチみたいなものらしい。さっそくAmazonでポチッた。
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*大層な見た目

 なんと2つの穴にシンデレラフィット。穴の中心同士の間隔はちょうど1cmなので、商品選びには注意するべきだろう。そのまま反時計回りに力を加えると、簡単に外すことが出来た。

 

 ノブの内部は、上から順に

 ボタン本体・ボタンを押し返すバネ・ワッシャー・ノブ本体・ノブを固定するネジ

 の順で構成されている。ボタン本体とバネを外してネジを締めればノブのがたつきは改善されるだろう。必要に応じて、各部品の汚れを落とし、潤滑油を塗布しておくことで、今後の潤滑な動作も期待できるだろう。大掛かりな整備をするつもりが無くても、ノブと本体の接触部分には潤滑のために薄く油を塗っておこう。綿棒を使うと便利だった。

 

 今日はこの辺で終わり。

 今日と明日は文化祭だ。既に1日目でかなり疲弊しているが、明日も頑張ろうと思う。

今日はとても楽しかった。友人たちに感謝だ。